矢のようなものが刺さったユリカモメ!70歳男性宅で矢のようなもの発見

宮城県石巻市で、矢のようなものが頭に刺さったユリカモメが見つかった事件。

付近では吹き矢を放つ男性が目撃されていました。

警察は男性の自宅を家宅捜索。

矢のようなものが押収されたことがわかりました。

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男性宅から矢のようなものが

矢の刺さったユリカモメ画像
引用元:テレ朝news

2018年3月28日「頭に矢のようなものが刺さった鳥がいる」と、宮城県に通報がありました。

県の職員らが駆け付けたところ、左目の後ろに矢のようなものが刺さったユリカモメを発見。

刺さっていたのは、長さ10cmほどの筒状のもの。

文字が書かれ紙を硬く巻いて、矢のようにした紙製の吹き矢のように見えます。

矢の刺さったユリカモメ画像
引用元:テレ朝news

実は、ユリカモメが見つかった水路の近くには、刺さっていたものとよく似た矢のようなものが何本か落ちていました。

新聞のチラシのような紙を円すい状に丸め、尖ったほうにはテープが貼ってあったそうです。

「この付近に頻繁に散歩にくる男性が、カラスなどに向けて吹き矢を放っているのを見たことがある。」

との目撃情報も聞かれていました。

4月7日、70歳の男性に任意同行を求め、鳥獣保護法違反の疑いで自宅を家宅捜索。

男性の自宅から、複数の矢のようなものを押収しました。

「鳥のここ(頭)に刺さって、吹き矢で毎日どのぐらい飛ぶかやっていた。」

任意同行された男性画像
引用元:TBS NEWS

任意同行の際にはそう話していた男性ですが、その後事件については、

「わからない。」

と話しているそうです。

警察は、この男性が事件に関わっているとみて、さらに捜査を進めています。

ユリカモメが見つかった場所は?

このユリカモメが見つかったのは、宮城県石巻市にある石井閘門(いしいこうもん)近くのお堀です。

閘門とは、運河や放水路などで水の量を調節するための水門。

石井閘門は、北上運河と旧北上川との分岐点にあるレンガ造りの閘門です。

石井閘門画像
引用元:宮城県HP

明治13年に完成した石井閘門は、日本の閘門の中では最も古く、国の重要文化財にも指定されています。

ユリカモメとは?

ユリカモメは、チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種です。

ユリカモメ画像
引用元:Wikipedia

小型のカモメ類の大半を、このユリカモメが占めています。

全長40cm、広げた時の翼の幅は92cmほど。

カラスより小さめで身体が細く、くちばしと足は赤い色をしています。

イギリスやアイスランドなどの寒い国で繁殖し、冬を乗り切るために日本にやってくるユリカモメ。

北海道から南西諸島まで、日本全国の海岸や河川、沼地などで日常的に見ることができます。

越冬するカモメ画像
引用元:ピクト缶

冬を乗り切り、命をつなぐためにやってきた日本で、人間によって命の危機に脅かされるとは。

申し訳ない気持ちになります。

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簡単に作れる?紙製の吹き矢

ユリカモメの頭に刺さっているのは、紙製の吹き矢の可能性が高いと見られています。

昭和35年頃には、縁日の手作り玩具として紙製の吹き矢が作られていました。

露店画像
引用元:Wikipedia

セルロイドで作られた吹き矢もありましたが、紙製のほうが良く飛ぶのでセルロイド製は人気がありませんでした。

そのため、この時代には、ほとんどの吹き矢が紙で作られていたそうです。

本体の筒は工場で作られていましたが、矢の部分は露店で作成。

現在使われている紙製の吹き矢

紙製の吹き矢画像
引用元:国際吹矢道協会IFA

紙をくるくる巻くだけで簡単に作れたため、真似をして自分で作ることもできたそうです。

新聞紙やチラシなどを円錐形に巻き、のりづけして、尖っているほうをハサミで切るだけ。

しかし材質が紙なので、何度も吹いていると湿って柔らかくなります。

それを露店に持って行くと、先をカットしてテープを巻き、また使えるようにしてくれたということもあったそうです。

吹き矢の先にテープを巻く画像
引用元:イクジスト

尖ったほうにはテープを貼った吹き矢。

今回の現場となった水路の近くに落ちていたものと、作りは似ているようです。

頭に刺さるほどの威力を持つ紙製の吹き矢。

腹式呼吸がベースの吹き矢は、現在は健康づくりに役立つスポーツとして、国際的に普及しています。

吹き矢の大会画像
引用元:マイナースポーツ応援団

保護は難航・・・

ユリカモメが発見された当初、ズーパラダイス八木山(仙台市)飼育展示課の橋本渉課長は、

「矢は刺さっているが、動画を見る限り非常に元気なので、すぐ死ぬことはない。」

「もう5mmズレていれば、即死の状況だと思う。

ただ、脳の1番重要な部分から数mmズレていて、致命傷になっていないということだと思う。」

と話していました。

確かに今のところユリカモメは、エサを食べたり、水を飲んだり、飛び立ったりしていて、衰弱している様子は見られません。

飛ぶユリカモメ画像
引用元:テレ朝news

しかし橋本課長は、

「動くことによって矢がずれた場合には、命の危険性はあるとは考えます。」

とも・・・

県は、状況を見守りながらユリカモメを保護する考えですが、ユリカモメが元気に動き回っているために、保護が難しいというジレンマも。

吹き矢の刺さったユリカモメ画像
引用元:テレ朝news

付近の住民たちも心配しています。

なんとかしてこのユリカモメが保護され、治療を受けられるよう願うばかりです。

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