愛知県豊田市・梅坪小学校。校外学習後に熱射病で小1男児死亡 

7月17日、愛知県豊田市の梅坪小学校に通う1年生の男子児童が校外学習の後に死亡しました。

その日の豊田市の最高気温は37.3度。

死因は熱射病と発表されました。

熱射病は熱中症の中でも最も症状が重いとされているそうです。

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事件の概要

2018年7月17日の正午ごろ。

愛知県豊田市の梅坪小学校から、

「子どもが体調不良を訴えている。」

と消防に通報がありました。

消防が小学校に到着したときには、男子児童はすでに心肺停止の状態。

梅坪小学校画像
引用元:CHUKYO TV NEWS

男子児童は、すぐに病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。

梅坪小学校画像
引用元:CHUKYO TV NEWS

午後5時から行われた豊田市の記者会見で、豊田市教育委員会・学校教育課の鈴木課長が、男子児童の死因を熱射病と発表。

当時の男子児童の様子を明らかにしました。

熱射病とは 
高温多湿のもと長時間動いたり作業をし、大量の汗をかくと、体内の塩分や水分が著しく不足する。すると体温をコントロールする脳の体温調節機能に支障をきたし、重度の意識障害が発症。意識障害と同時に体温は40℃以上まで異常上昇。脳の体温調節機能が働かなくなるため、体温が異常に高くなっても発汗がなく、皮膚が乾燥しているのが熱中症との大きな違い。緊急に冷却療法を行う必要があり、生命の危機に直結する極めて危険な状態。

参考:みたかヘルスケアクリニック

猛暑のなか行われた校外学習

7月17日午前10時すぎ。

1年生の4クラスが行ったとされる校外学習。

学校から約1km離れた和合公園に、20分ほどかけて歩いて行っていました。

公園で虫取りなどをして30分ほど遊んでいた1年生たち。

歩いた道路画像
引用元:CHUKYO TV NEWS

死亡した男子児童は、公園への行き帰りの途中、

「疲れた。」

という言葉を口にしていたそうです。

公園画像
引用元:CHUKYO TV NEWS

教室へ戻った男子児童の唇の色が悪くなっていたため、担任は男子児童を風通しの良い場所で休憩させました。

しかし、男子児童の意識が遠のいたため、救急車を呼んだそうです。

梅坪小学校の藪下隆校長は記者会見で、

「今回こういう高温の中で(校外学習へ)行かせてしまったことについては、結果的に大事な子どもの命が亡くなったので、判断が甘かったことを痛感しています。」

と話しました。

記者会見画像
引用元:CHUKYO TV NEWS

35度を超える猛暑日が続いていた豊田市。

しかも、この日の豊田市の最高気温は37.3度。

公園に行くときには、気温32.9度。

帰る時には35.1度にまであがっていたそうです。

子どもの身体の位置は、大人よりも低く、大人よりもっと高い気温にさらされていたのではないかと思います。

テレビのニュースでは、アナウンサーが連日、

「命を守る行動をとってください。」

と呼びかけています。

それなのになぜ、子どもたちを1時間以上も外に連れ出すという判断をしたのでしょうか。

理解できません。

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梅坪小学校・和光公園の場所は

学校から公園までの地図画像
引用元:CHUKYO TV NEWS

1年生の男児が亡くなった梅坪小学校は、愛知県豊田市梅坪町(うめつぼちょう)1−5−1にあります。

児童らが歩いていったのは、愛知県豊田市京町3丁目107−1にある和合公園。

公園が近いから行ったという学校側の説明もありました。

近いというのは、大人の感覚でしょうか。

高温注意報が出ている暑さの中での往復40分が近いとは思えません。

しかも30分も外で遊ばせていたわけですから・・・

児童の死を受け臨時の全校集会

男子児童が熱射病で死亡したことを受け、18日、梅坪小学校で臨時の全校集会が開かれました。

冒頭1分間、死亡した男子児童に対して黙とう。

事の経緯を説明した後、校長は、水分補給を十分にするなどの熱中症対策を子ども達に呼びかけ、

「日陰が少ないので、常設の簡易テントで日陰を作り、休憩できるようにするとか、職員の知恵も借りながら決めていきたい。」

と話したそうです。

今回の男子児童の場合は、水分を補給して防げるレベルの暑さではなかったと思われます。

今回、対策を取らなければならなかったのは児童ではなく、学校のほうです。

しかも、日陰に入るとは?

意地でも子どもたちを外に出す前提での対策なのでしょうか。

ネットの反応

今週は熱中症の危険が叫ばれていたのに、
その対策を怠った校長、教師らの責任は重い。

引用元:Yahoo!映像ニュース

エアコンあっても効いてない!公立高校。
小中はエアコンすらなし、豊田市。
子どもの命が危険
働いていても作業効率悪いと思って長年働いてきました。親心さんの気持ちを思うと張り裂けそうです。

引用元:Yahoo!映像ニュース

当たり前のことを解っていない人が多すぎる。
熱中症というのは水分とか塩分とか休憩とか、そんな事で防げるものじゃないんだよ。あくまでも本人の体力と体調が問題なわけ。
疲れたと言われた時点で戻っていれば最悪の事態は免れたかもしれない。そもそもこんな猛暑に外へ出すべきじゃなかったよね。

引用元:Yahoo!映像ニュース

まず、学校行事スケジュール、科目課題をこなすことに意識が向きすぎている教員側の硬直的な事情が問題なんだよね。部活(は複雑な利権が強すぎて)もそうなんだけど。一番大事なのはこどもの「安全と成長」なんだけどそれを軽視してまでやることなのか?と考えない教委の問題が大きい。

引用元:Yahoo!映像ニュース

長年やってきたカリキュラムを根本から見直そう。猛暑日に虫捕りする必要なんかないだろ。事故です認識が甘かったですなんて言われた親御さんの気持ちを思うと涙が出る。

引用元:Yahoo!映像ニュース

日陰に入る?
それが対策?
豊田市はまた死人出すよ。

引用元:Yahoo!映像ニュース

防げた事故だよ
人災だよ
学校は教育過程を消化すのに急ぎすぎでは?
昔と違って暑さは尋常じゃないレベルになってる

引用元:Yahoo!映像ニュース

激しく同意したいコメントばかりが並んでいました。

子どもたちは、校舎の中にいても暑い中、耐えて授業を受けています。

しかも小学校1年生とは、つい何ヶ月か前まで保育園や幼稚園に通っていた児童。

大人でも倒れそうな暑さの中、具合の悪い状態で1時間以上も外にいた男子児童はどれほどつらかったことでしょう。

また、その後の調べで、ぐったりした男子児童を休ませていたのは、エアコンのない教室だったことがわかっています。

先生たちに熱中症の知識はなかったのか。

あ然とします。

男子児童の葬儀で、棺に向かって、

「行かないで!」

と叫んでいたという男子児童の母親。

ご家族の気持ちを考えると、つらすぎて言葉を失います。

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