小島一朗容疑者逮捕。東海道新幹線の車内で複数人刺し男性死亡

事件現場画像 事件

東海道新幹線の車内で刃物を持って暴れ複数の人を刺したとして、小島一朗(こじまいちろう)容疑者が逮捕されました。

最初に襲われた女性をかばって刺され、意識不明の重体となっていた30代の男性が死亡しました。

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事件の概要

2018年6月9日、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、愛知県岡崎市の無職、小島一朗(こじまいちろう)容疑者(22)です。

事件は、6月9日午後9時47分、東京駅から新大阪駅に向かう東海道新幹線「のぞみ265号」の車内で起きました。

刃物を持った小島容疑者が突如暴れ出し、複数の人を刺したのです。

新幹線は、新横浜駅と小田原駅の間を走行中でした。

事件現場画像
引用元:日テレNEWS24

12号車の通路側の席に座っていた小島容疑者。

突然「この野郎」と叫んで立ち上がり、隣に座っていた女性を刃物で刺し、通路を挟んで隣にいた女性にも切りつけました。

車内見取り図
引用元:FNN PRIME

気づいて止めに入った男性ともみ合いになった小島容疑者は、ナタのような刃物で男性の首のつけ根あたりを切りつけました。

倒れた男性に馬乗りになった小島容疑者。

ぐったりした男性を、無表情でめった刺しにしていたそうです。

小島容疑者に刺され意識不明の重体となっていた、兵庫県尼崎市の会社員・梅田耕太郎さん(38)は、病院に搬送後、死亡が確認されました。

最初に切りつけられた20代の女性2人も、頭などを切られケガをしました。

警察は、小田原駅に緊急停車した新幹線の車内で小島容疑者の身柄を確保。

調べに対して小島容疑者は、

「殺意を持って人を刺したことは間違いない。」

「むしゃくしゃしてやった。

誰でもよかった。

などと供述。

現場からは、ナイフとナタのような刃物が1本ずつ見つかりました。

車内に複数の刃物を持ち込んでいたことから、計画的な犯行の可能性もあるとみられています。

 

事件の現場は

事件が起きたのは、東海道新幹線「のぞみ265号」の車内。

12号車の真ん中です。

のぞみ265号車内の12号車図
引用元:中日新聞プラス

事件発生当時、パニックになった車内では、女性客の悲鳴が鳴りやまなかったそうです。

「キャー、キャーというただ事ではない悲鳴が聞こえた。

後ろを振り返ったら男性2人がもみあっていて、刃物で切りつけていた。

あたりは血の海になっていた。」

デッキへと急いだ乗客が狭い出入り口になだれ込み、多くの人がドミノ倒しに。

新幹線通路画像
引用元:テレ朝news

「切りつけていた男は眼鏡を掛けていておとなしい感じの風貌でした。

通路に倒れこんだ男性に対し、馬乗りになって延々と刃物を振り下ろしていました。

倒れた男性はぐったりとしていましたが、それでもめった切りにしていました。

血の海がべったりと通路に広がっていました。」

身を守るため、取り外した座席シートを盾代わりにしていた人もいたそうです。

死亡した梅田さんの傷は数十か所にも及び、防御創はありませんでした。

最初に切られた首の傷が致命傷となり、抵抗することもできなかったようです。

すでにぐったりして動かない男性に馬乗りになり、無表情でめった刺し・・・

正気を失っていたのでしょう。

このような凶行が起きた時、容疑者の印象について「おとなしい」と語られることが極めて多いと感じます。

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小島一朗容疑者顔画像

連行される小島一朗(こじまいちろう)容疑者です。

小島容疑者顔画像
引用元:テレ朝news

逮捕時、死亡した梅田さんの下半身付近にまたがるようにしゃがんでいたという小島容疑者。

ズボンが血だらけになっています。

小島容疑者画像
引用元:日テレNEWS24

小島容疑者の叔父や祖母は、小島容疑者に自殺願望があったことを明らかにしています。

小島容疑者のメモ
引用元:FNN PRIME

先月、名古屋のネットカフェで無差別に男性を刺した稲田容疑者も、「死にたかったけど死ねなかったから人を刺した」と供述していました。

 

精神疾患で入院も

愛知県一宮市出身の小島容疑者。

中学2年の終わり頃から5年ほど、母親が働いていた自立支援施設に入所していました。

中学時代、いじめなどの影響もあり不登校に。

また、包丁と金槌で父親を威嚇するなど家庭内でもトラブルを起こしていました。

精神的な疾患があると診断され、病院への入退院も繰り返していたそうです。

小島容疑者中学時代写真
引用元:FNN PRIME

しかし、小島容疑者が入所していた施設の職員によれば、

「中学校の2年ぐらいにうちで預かってもらえないかという話があって施設に入った。

すごくまじめだった。

就職して病気になって。

その後なかなか社会復帰できなかった。」

とのこと。

施設の代表も、

「彼がこんなことをやるなんて全く想像できないです。

誰かとケンカすることは一切ない、頭の切れる子でした。」

と驚きを隠せないようです。

小島容疑者顔画像
引用元:テレ朝news

中学時代、小島容疑者が包丁で父親を襲ったきっかけは、父親が小島容疑者に中古の水筒を買ったことでした。

姉には新品を買っていたのに、なぜ自分の水筒は中古なのかと・・・

中古の品が悪いとは思いませんが、中古の水筒というのは少し違和感があるかもしれません。

 

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母方の祖母と養子縁組

定時制高校を卒業した小島容疑者は、職業訓練校を経て、埼玉県内で機械修理会社に就職。

しかし、人間関係がうまくいかず2年前に退職。

両親とうまくいかなかった小島容疑者は、母方の祖母と養子縁組し、岡崎市にある祖母の家に身を寄せていました。

小島容疑者祖母画像
引用元:テレ朝news

しかし小島容疑者は、家出を繰り返して警察にたびたび保護され、去年の12月頃に「自殺する」と家を出たきり戻っていなかったそうです。

祖母は、そんな小島容疑者を心配して、70万円ほど入った自分の口座のキャッシュカードを持たせていました。

小島容疑者は、事件を起こす当日まで、数か月間、長野で野宿のような生活をしていたと話しています。

孫を心配していた祖母の気持ちを思うと胸が痛みます。

 

ロープと紙おむつを持ち歩いていた

祖母によれば、自殺すると家を出た小島容疑者は、ロープと紙おむつを持っていったそうです。

ロープは橋の欄干にくくりつけて首を吊るため。

紙おむつは首を吊った時に周りを汚して、周囲に迷惑をかけないため。

祖母は、小島容疑者のことを、

「頭は良いが、プライドだけ高くて(他のことが)追いついていかない。」

と話しています。

小島容疑者の本画像

小島容疑者が読んでいた本

引用元:日テレNEWS24

祖母は、孫である小島容疑者を猫可愛がりというわけではなく、客観的に見つめていたようです。

また、多くの人がまじめだったと話す小島容疑者ですが、同級生からは、

「ささいなことで怒るとか、怒ったのが止まらなくなる。

物とかも投げちゃう。

殺されるんじゃないかと。」

という声も聞かれています。

学生時代の友人画像
引用元:FNN PRIME

まじめすぎるがゆえに、ためこんだ鬱憤が爆発する時の大きさは、はかり知れないものがあったのかもしれません。

 

東海道新幹線では以前も事件が

東海道新幹線では2015年6月にも、東京発新大阪行き「のぞみ225号」の車内で、男がライターでガソリンに着火し焼身自殺する事件がありました。

当時52歳の女性が巻き込まれ死亡。

多数の負傷者が出たのです。

その事件が起きたのも、今回の事件と同じく、新横浜駅と小田原駅の間を走行していたときでした。

以来、東海道新幹線では、車内を防犯カメラで録画する対策が取られていました。

今回の事件を受けて、手荷物検査が可能かどうかなどの議論もありますが、大勢の人が利用する新幹線での手荷物検査は現実的とは言えないようです。

 

刺された女性をかばった梅田さん

「誰でも良かった。」

このような事件が多すぎます。

犯行を止めようとした梅田さんをめった刺しにしたことについて、小島容疑者は、

「男性に犯行を邪魔されたから逆上してやった。」

と供述。

梅田耕太郎さん画像
引用元:日テレNEWS24

女性を襲った小島容疑者を止めようとして1度倒れた梅田さんが、再び起き上がって止めようとした様子が防犯カメラに写っていたそうです。

梅田さんがいなかったら、小島容疑者はさらに多くの人を刺していたのではないでししょうか。

外資系の大手化学メーカーに勤め、妻と2人暮らしだった梅田さん。

出張から帰る途中でした。

梅田さんを知る人は、温厚で優しく正義感の強い人だったと話しています。

梅田さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

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追記(小島被告起訴)

事件当時の精神状態を調べる鑑定留置が行われた小島被告。

その結果、横浜地検小田原支部は刑事責任を問えると判断。

2018年11月、小島被告は殺人などの罪で起訴されました。

小島被告は、

「何も考えずに済む刑務所に入りたかった。

無期懲役を狙った。」

「世間では頭を使わないと生きていけない。」

「刑務所から出たらまたやってしまう。

などと話していたそうです。

刑務所の中でなら、何も考えなくても済むのか。

それは、わかりません。

 

先月、名古屋のネットカフェでも無差別の殺人事件が起きたばかりです。⇒

名古屋のネットカフェで面識のない男性刺殺。稲田府見洋容疑者逮捕
 

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