水道水とミネラルウォーター実はそんなに変わらない!ってホント?

人間の体の50~75%を占めると言われる水。

より良い水を体に取り入れようと、ミネラルウォーターを買われる方も多いと思います。

でも、水道水とミネラルウォーターには、本当に大きな差があるのでしょうか?

水について調べてみました!

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日本は水道水を飲める数少ない国!

水道水が飲める国地図
引用元:ニコニコチャンネル

日本は、上水道普及率が9割を超えており、蛇口をひねれば水道水を飲むことができる数少ない国の1つです。

国土交通省が発表している“世界で安全に水道水が飲める国“は、世界196カ国中、日本を含め13カ国しかありません。

アイスランド・アイルランド・オーストリア・クロアチア・スロベニア・ドイツ・日本・ニュージーランド・フィンランド・南アフリカ・モザンビーク・UAE・レソトです。

その他の国で安全な水道水を提供できない理由には、水道をひく整備に多額のコストがかかる、高度浄水処理をする技術が低いということなどがあります。

これらの国では、水道を使って安全な水を流すより、ペットボトルに入れて販売するほうが、はるかにコストがかからないようです。

水道水は意外と体に悪くない!?

水道イラスト

水道水で気になるのが、消毒に使用される次亜塩素酸という塩素やトリハロメタンです。

トリハロメタンとは、残留塩素と、原水(もとの水)に含まれるフミン質が化学反応を起こしてできた有機塩素化合物です。

これらの物質が含まれていることから、水道水は体に良くないというイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、これらの物質に関しては、行政で厳しい規制基準が定められ、健康に影響がない量にきちんと調整されています。

水道水は「水道法」という法律によって、人が一生使い続けることを想定した規制がなされているのです。

水道水を一生涯飲み続けたとしても大丈夫ということですね。

水飲む画像
引用元:タイあげニュース

一方、ミネラルウォーターは「水のみを原料とする清涼飲料水」です。

「乳製品・乳酸菌飲料を除くジュース」と同じカテゴリーに入れられ、法律上の扱いとしては食品衛生法の適用となります。

ジュース画像
引用元:シーサーブログ

ミネラルウォーターは“一時的に利用するもの”“ぜいたく品”として考えられるため、法律的には多少ゆるめに扱われ、水道水のほうが法規制が厳しくなっています。

東京都水道局「ミネラルウォーター類」のトピックで、ミネラルウォーターと水道水の水質規格が発表されています。

その中で「ヒ素及びその化合物」「鉛及びその化合物」の2つの項目について、水道水の基準値が0.01mg/ℓ以下なのに対し、ミネラルウォーターは0.05mg/ℓ以下となっています。

水道水と比べて、ミネラルウォーターのほうが危険度が5倍となっているのです。

ヒ素や亜鉛以外にも、水道水よりミネラルウォーターのほうが基準がゆるい項目はいくつかあるようです。

水の検査画像
引用元:予防医学協会

とは言え、これはあくまでも水道水と比較してのことで、第3者機関での水質検査や、メーカー独自の検査や品質管理により、ミネラルウォーターの品質の安全性は保たれています。

また安全基準は、輸入された物より国産のほうが厳しいので、国産のミネラルウォーターはより安全です。

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水を買う習慣が広まったのはナゼ?

日本人が“水を買って飲む”という生活スタイルが広がり始めたのは、1983年、ハウス食品の「六甲のおいしい水」が発売されたことがきっかけでした。

六甲のおいしい水写真 引用元:ユーチューブ

“カレーを食べるときはお茶ではなく水を飲む”という概念から、その時に飲む水としてミネラルウォーターが世に出回り、その名称が多くの人に知られることとなりました。

カレー食べる画像
引用元:ユーチューブ

以来メーカーは「ご飯を炊く時や、お茶やコーヒーを入れる時に使うと美味しい」という触れ込みで、お米売り場など様々なコーナーにミネラルウォーターを置いてもらうようになりました。

この売り方が消費者の注目を集め「六甲のおいしい水」が売れ始め、1989年頃から次々と飲料メーカーたちがウォータービジネスに参入し始めました。

また1990年代には、エビアンのボトルを首からぶら下げる「ボトルホルダー」が注目を浴び、街でミネラルウォーターを飲むのがトレンドになりました。

エビアンボトルホルダー写真
引用元:アメーバブログ

その結果、輸入されるミネラルウォーターのシェアは拡大し、2016年には市場規模は3,000億円以上にものぼりました。

水道水にもミネラルは含まれてる!

ところで「水道水」と「ミネラルウォーター」は違うものだと思っていませんか?

実は「水道水」も「ミネラルウォーター」も、もとは天然の水が原料であるため、どちらも「ミネラルウォーター」と言うことができるのです。

湖画像
引用元:ウオーターサーバーセレクト

ただ、水道水の気になる点として、ミネラルウォーターにはない“カルキ臭さ”があります。

カルキは、殺菌のため注入している次亜塩素酸の塩素と、原水中に含まれるアンモニア性窒素が化学反応を起こして発せられる独特な臭いです。

水まずいイラスト
引用元:エキサイトブログ

しかし現在では、オゾン処理や活性炭処理を合わせた高度浄水処理を施し、臭いや味を改善している地域もあるようです。

また、塩素を使って水を消毒する時に発生するトリハロメタンやカルキ臭は、10分ほど沸騰させれば無くなってしまうということです。

やかんイラスト
引用元:クレオ

ミネラルウォーターと呼ばれる500㎖の水は、安いもので30円くらいで購入できますが、水道水であれば同じ量で数十銭程度の金額となり、さらに安くなります。

金額比較画像
引用元:名古屋市上下水道局

よく考えてみると「単なる水」をわざわざ買っているような気持ちにもなりますが・・・

水に強いこだわりがないのであれば、確かに水道水はリーズナブルです。

しかし、アルカリイオン水など機能をうたったものや、水の味の好みなどもありますから、どんな水を選ぶかはやはり人それぞれですね。

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