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正露丸のマークとメロディーの秘密。聴くだけでお腹が治る音楽発売!

お腹が痛いイメージイラスト お役立ち

お腹の薬と言えば、多くの人が思い浮かべる正露丸。

実はその誕生には有名な文豪が関わっています。

また、1人の日本兵の壮絶な死から生まれたラッパのメロディーは、聴けば治る音楽へと進化しているのでした!

 

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元医師の文豪が兵士に持たせていた

正露丸画像
引用元:シーズン

日本の多くの家庭で愛用されている下痢止め、ラッパのマークの正露丸。

発売から100年を経た今もなお、国内の認知度90%以上、市場シェア50%以上という人気を誇っています。

子どもの頃“お腹が痛い”と言えば、この臭くて小さな黒い粒を飲まされた、苦い思い出を持つ人も多いのではないでしょうか。

正露丸の起源は、1830年、ドイツ人化学者のカール・ライヘンバッハが、ヨーロッパブナの木から蒸留した木(もく)クレオソートという物質です。

日露戦争時、このクレオソートの殺菌力に目をつけたのが、ドイツ留学で医学を学んでいた森鴎外(当時は森林太郎)ら陸軍の軍医でした。

森鴎外画像
引用元:末廣医院

当時、戦地では戦闘より病気で亡くなる兵士のほうが多く、死に至る病気の1つに「脚気」がありました。

軍医たちは脚気を感染症と考え、強力な殺菌力を持つクレオソートが有効だという仮説を立てました。

脚気説明イラスト
引用元:ポロロッカの卵

陸軍軍医学校が、その仮説に基づき研究し、1903年に生まれたのが正露丸でした。

陸軍軍医のリーダーだった森鴎外は、ロシアでのチフスや赤痢、脚気などの予防のため、兵士に正露丸を持たせました。

大正14年の征露丸の広告
引用元:ネバー

しかし、みなさんご存知の通り、正露丸は強烈な臭いを発する黒い丸薬です。

当時は、1粒で鶏1羽と交換できるほど高価な薬だったにも関わらず、不気味に思った兵士たちが、飲まずに捨ててしまうという事態が多発しました。

その事態に慌てた陸軍が、

「陛下ノゴ希望ニヨリ一日一錠」

と容器に書くと、薬を捨てる者はいなくなり、腹痛や下痢で戦線を離れる兵士は減ったそうです。

戦場の絵
引用元:へのへのもへぢ

ですが、そもそも脚気は感染症ではなく、ビタミンB不足が原因の栄養障害で起こる病気です。

当然ながら正露丸は脚気にはまったく効かず、結局全兵士の3割にあたる25万人が脚気に倒れ、2万7,800人が死亡しました。

そのため森鴎外は、”ロシアのどの将軍よりも多くの日本兵を殺した”という汚名を背負ってしまったのでした・・・

戦争で使われたラッパのメロディー

正露丸のCMでおなじみのラッパのメロディー。

実はあのメロディーは、旧陸軍の信号ラッパの1つなのです。

信号ラッパには「突撃ー!」「撃てー!」「止まれー!」など色々なバージョンがあります。

おなじみの、

「パッパカパッパ、パッパカパッパ、パーカパッパッパー」

のメロディーは食事の合図でした。

「一中隊と二中隊はまだ飯食わぬ。

三中隊はもう食って食器上げた。」

という歌詞まで付いていたそうです。

1951年からCMで使われているこのメロディー。

譜面画像
引用元:ライブドアニュース

2015年4月に、特許庁がを商標登録の対象に加えた際、正露丸販売元の大幸薬品はすぐに出願しました。

ですが、社名や商品名を表す言葉が入っていないラッパのメロディーは、審査に時間を要し、登録されるまで約2年半もかかってしまいました。

一方、音に言葉が付いている伊藤園の「おーいお茶」や、小林製薬の「ブルーレットおくだけ」などの審査は通りやすく、1番に出願した正露丸より先に登録されました。

1番乗りを狙った大幸薬品は、他社に先を越された形となりましたが、“音のみ”の商標として登録されたのは、正露丸のラッパのメロディーが国内初となりました。

 

ラッパを吹き続け・・・壮絶な最期

正露丸に、ラッパのマークが使われ始めたのは1969年のことです。


引用元:ツイッター

このラッパのマークには、お客様の”大きな幸せ”を願うという意味が込められています。

でも、もう1つ、木口小平(きぐち・こへい)という兵隊の壮絶な死が関係しているという逸話もあるようです。

木口は、最前線で進軍ラッパを吹くのが役目の兵隊でした。

木口が所属する部隊では、“木口がラッパを吹くと必ず勝つ”というジンクスがありました。

ラッパ吹く兵隊イラスト
引用元:ケペル先生ブログ

しかし、1894年、日清戦争の主要な陸戦である成歓の戦いで運が尽きたのか、木口は突撃ラッパを吹いている最中に敵弾に倒れてしまいました。

ラッパの音が突然止まったことに気づいた軍隊長が、

「ラッパはどうした?」

と問いかけると、木口は銃弾を受けた傷口からの激しい出血をものともせず、銃を杖代わりにして立ち上がり、ラッパを吹き続けたと言います。

その戦いで部隊は進撃を続け、敵陣地を占領しました。

ですが、そこに木口の姿はありませんでした。

隊長が引き返して木口を探すと、木口はラッパを吹いている姿勢のまま息絶えていました。

享年23歳でした。


引用元:ケペル先生ブログ

命をかけて自分の任務を果たそうと、ラッパを吹きながら息絶えた木口。

その壮絶な姿に、当時の人々は強い感銘を受け、木口は軍神として崇められました。

正露丸が作られた時代のヒーローである木口の、軍用ラッパのイメージから、ラッパのマークが適用されたようです。

 

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「正露丸」はたくさんある!?

正露丸は、当初「クレオソート丸」と呼ばれていました。

クレオソート丸画像
引用元:シーサーブログ

しかし戦中には、”ロシアを征服するぞ!”という意味を込め「征露丸」と呼ばれるようになりました。

戦後になり、いつまでも征服を意味する「征」を使用するのは不適切だということで、「正」という漢字に変え、現在の「正露丸」という名前になったのでした。

征露丸画像
引用元:ソネットブログ

正露丸といえば大幸薬品の「ラッパのマークの正露丸」を思い浮かべる人が多いでしょう。

ですが、実は正露丸は他のメーカーからも発売されており、その数は約30種類にのぼります。

多種類の正露丸写真
引用元:喧嘩

1954年に正露丸を商標登録した大幸薬品は、その名の独占使用権を得ようと他社と争いました。

しかし1974年、最高裁が”正露丸という呼び名はすでに一般名詞となっている”という判決を下し、“他社の正露丸の名称使用”を認めました。

そのため、普通は商標登録された名前を他のメーカーが使う事はできませんが、正露丸は例外となってしまいました。

お腹の痛みが和らぐメロディー!?

2017年5月、大幸薬品は「効く、音楽」をコンセプトに、世界初の製薬会社による音楽レーベルを立ち上げました。

SEIROGAN UTILITY RECORDSサイト画面

SEIROGAN UTILITY RECORDS サイト画面

引用元:ネタトピ

この音楽レーベルは、お腹のトラブルの原因となる精神的プレッシャーに負けず、“音楽の力で自身の能力を最大限発揮してほしい”という思いから生まれました。

音楽療法の専門家や音楽家と共に作られた音楽には、緊張や精神的プレッシャーを和らげる医学的な効果があるそうです。

「ポジティブになる音楽」「緊張をほぐす音楽」「集中する音楽」「やる気が出る音楽」「イライラをなくす音楽」など、数種類の曲が用意されています。

正露丸のパッケージが描かれた公衆トイレ
引用元:ライブドアブログ

現代人が精神的プレッシャーでお腹を壊した時、平均6分32秒トイレにいるという調査結果を踏まえ、理学博士・和合治久氏監修のもと6分32秒の音楽を配信することになりました。

スマホとイヤホンで聴く(効く)薬。

「SEIROGAN UTILITY RECORDS」というサイトで聴くことができます。

「またお腹が痛くなるかも・・・」

そんな不安を常に抱えているのは本当につらいものです。

お腹にトラブルを抱える方は、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?

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