千葉県松戸市リンちゃん殺害事件。渋谷恭正被告に無期懲役の判決

2017年3月、千葉県松戸市でベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害された事件。

リンさんを殺害した罪などに問われている、渋谷恭正(しぶややすまさ)被告(47)に対し、千葉地裁は無期懲役を言い渡しました。

死刑を求めていたリンさんの父親は悔しさをにじませました。

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事件の概要

2017年3月24日、ベトナム国籍の千葉県松戸市立六実(むつみ)第二小3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が登校時に家を出て行方不明になりました。

リンさん画像
引用元:FNN PRIME

2日後の3月26日朝、千葉県我孫子市北新田の排水路脇の草むらで、遺体となって発見されたリンさん。

全裸の状態だった遺体には、絞殺された跡がありました。

リンさんのランドセルや衣服は、遺体発見現場から約20km離れた茨城県坂東市の利根川河川敷から見つかりました。

殺人死体遺棄事件として捜査していた警察は、2018年4月14日、小学校の保護者会元会長、渋谷恭正被告を死体遺棄容疑で逮捕。

渋谷被告画像
引用元:産経ニュース

渋谷被告は、登校中のリンさんを軽乗用車で連れ去り、わいせつな行為をしたあと、ネクタイで首を圧迫し窒息させて殺害。

全裸の遺体を我孫子市の排水路脇に捨てたとして、殺人や死体遺棄容疑等の罪で起訴されました。

自らも小学生の子供を持ち、保護者会の会長として通学中の子どもたちを見守っていた渋谷被告。

どんな気持ちでリンさんを見ていたのでしょうか。

裁判員裁判の初公判では

2018年7月4日。

「殺人、強制わいせつ致死、わいせつ目的略取・誘拐、死体遺棄」の罪に問われた渋谷被告の裁判員裁判の初公判が、千葉地裁で開かれました。

検察側は、

「被告の軽乗用車内のマットなどに付着した血液と、キャンピングカー内にあったネクタイなどから女児(リンさん)と同じDNA型が検出された。」

と、リンさんの遺体についていた被告の唾液などから検出されたDNA型が、リンさんと渋谷被告2人の混合したものとみられると指摘。

渋谷被告が、自身の軽自動車内でリンさんにわいせつな行為を行い殺害したとしました。

渋谷被告画像
引用元:FNN PRIME

渋谷被告が所有しているキャンピングカーからの押収品として、SMプレー用の器具(金属製の足手錠、バイブレーター4本など)や革手錠などがあったことも判明。

リンさんの司法解剖を行った教授は、

「左右の上肢、下肢には帯状の表皮剥脱があった。膣や肛門には棒のようなものを挿入した時などにできる出血があった」

と証言。

引用元:東スポweb

捜査段階で一貫して黙秘を続けてきた渋谷被告。

ここでも、

「全て違います。

検察官の主張は架空で捏造であり、私は一切関与していません。」

と起訴内容を否認。

無罪を主張しました。

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裁判員裁判の第2回公判

2018年7月5日。

裁判員裁判の第2回公判。

4日の初公判で起訴内容を否認。

無罪を主張していた渋谷被告。

しかしこの日は、事件の捜査にあたった警官らが、当時の家宅捜索の状況や鑑識捜査について説明。

事件当時、渋谷被告のキャンピングカーの中からは、66点もの証拠品が押収されていたそうです。

詳細はグロテスクだ。スプレッターバー(開脚を保持する器具)、ニップレッシャー(乳首を吸引する器具)や、アナルストッパー(肛門を拡張する器具)などマニアックな道具だ。さらには革製や金属製、ヒョウ柄など複数の手足錠なども。

引用元:東スポweb

家宅捜索で押収されたアダルトビデオの量は、段ボール20箱分。

ビデオの内容は、東南アジアの幼女や小中学生をターゲットにしたものだったそうです。

検察は、DNA鑑定などをもとに「わいせつ目的でさらい殺害した」として澁谷被告に死刑を求刑。

しかしまたしても渋谷被告は、

「事件当日は子どもを学校に送ったあと釣りの準備などをしていた。

検察が架空の事実や証拠をねつ造している。」

と、一貫して無罪を主張。

被告の弁護人も、DNA鑑定の信用性の問題を指摘しました。

「無期懲役」の判決

2018年7月6日。

裁判員裁判の判決公判。

検察側の死刑求刑に対して、千葉地裁の野原俊郎裁判長が言い渡した判決は、無期懲役。

野原裁判長は、

「DNA型鑑定の証拠価値は極めて高く、証拠の採取や鑑定の過程での汚染を疑う事情はない。」

として、証拠をねつ造しているとする弁護側の主張を退け、渋谷被告が犯人であると認定しました。

法廷画像
引用元:FNN PRIME

しかし、幼い子どもにわいせつ行為をし殺害するという犯行について刑事責任は重いとしながらも、計画性があったとは言えないとしました。

検察側が主張した犯行の残虐性についても、

「わいせつ行為の特異さをもって直ちに殺害行為の執拗性・残虐性と同じに評価することは相当でない。

と退けました。

法廷イラスト
引用元:FNN PRIME

計画性が認められないこと。

わいせつ目的で1人を殺害した場合の過去の裁判員裁判で、14件の事件のうち11件が無期懲役(3件は有期懲役)だったこと。

これらのことから、無期懲役が相当とされたそうです。

澁谷被告は判決を不服とし、弁護側は東京高等裁判所に即日控訴。

リンさんの父親 レェ・アイン・ハオさんは、

「判決が有罪ですから、犯人と言ってもいい。

無期懲役になっちゃって、本当に悔しいですけど。」

「改めて極刑を求める。」

と話しました。

リンさん父親画像
引用元:FNN PRIME

裁判員をつとめた男性は、

「すごく凶悪な事件で裁判長や裁判官などから丁寧に説明を受けながら話し合って検討したが難しい判断だった。

死刑の重さなどについてみなで考え、正しい判断ができたと思う。

被告には判決を素直に受け止めて反省し被害者の家族に謝罪をしてほしい。」

同じく裁判員をつとめたほかの男性も、

「公平に判断しようとしっかりと考えた。」

とのこと。

何が公平なのかという判断はとても難しいものです。

渋谷被告が自身の罪を反省する日。

そんな日は来るのでしょうか。

拳を握りしめながら公判に臨んでいた、父親のハオさんの気持ちを思うと苦しくなります。

ネットの反応

余罪あるだろ!?だから黙秘してるんだよ。
以前に近くでやはり同じようにアジア系の少女が行方不明あるでしょ?コイツは他に絶対やってる。

引用元:Yahoo!映像ニュース

強く死刑を望みます!!
リンちゃんやご家族の無念を思うとやりきれない。
無抵抗の子どもを殺したら無条件で死刑でいいと思います。

引用元:Yahoo!映像ニュース

同じ子を持つ親として、リンちゃんのご家族の気持ちを思うと本当に胸が痛む。
なぜこんな被害者を苦しめるような裁判しかできないの?
裁判だって、参加するのさえ辛く苦しいと思う。それてこれって酷すぎる。
いつまで被害者、遺族の声が無視され続けるのか。

引用元:Yahoo!映像ニュース

メディアはきちんと、幼女の暴行致死を述べるべき。単なる誘拐と死体遺棄ではない。私はこの子の家と学校の丁度中間に住んでいるが、近辺の住人の動揺と不安はただ事では無かった。正確に報道して欲しい。

引用元:Yahoo!映像ニュース

ここまで残酷な殺され方をしても、1人だから死刑にならないなんて理不尽極まりない。結局判例通りならば裁判なんて必要ない!

引用元:Yahoo!映像ニュース

こんな調子やから、似た事件が減らない。
1人位なら殺ろしても死刑にならない…って、例を知らしめた裁判やったな。
遺族の気持ちを思うと、悔しくて仕方ない。

引用元:Yahoo!映像ニュース

やっぱりな…
想定内だね。

引用元:Yahoo!映像ニュース

結局、判例通りの判決ですか。
過去の事例という参考があっての裁判なら何の意味もない。
被害者が報われない。
罪状から判決を出さず、事件そのものを見てほしい。

引用元:Yahoo!映像ニュース

求刑通り死刑にならなかったことに対する疑問と、司法に対する落胆の声が延々と並んでいました。

中には、過去の判例と照らし合わせて想定内だったとする声も。

どのような判決が正しいのかはわかりません。

ただ、リンさんのご両親、ご家族、関係者の気持ちを思うといたたまれない。

つらくてしかたがないということは確かです。

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