福岡・丸刈りにされブログに掲載された男性。パワハラ大島産業に勝訴

丸刈りにされるなどのパワハラを受けたとして、勤めていた運送会社を訴えていた高山幹夫さん。

福岡地裁はパワハラを認め、会社側に約1,500万円の支払いを命じました。

会社は丸刈りにする様子などをブログに掲載していました。

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事件の概要

パワハラなどで訴えられていたのは、福岡県宗像市(むなかたし)にある運送会社「大島産業」。

訴えを起こしたのは、2012年から2年間、大島産業で勤めていた元社員の高山幹夫さん(40)です。

高山さんは、勤めていた間にパワハラを受けたとして、会社側に慰謝料や未払いの残業代などを求める訴訟を起こしていました。

パワハラを受けた高山さん画像
引用元:テレ朝news

2018年9月14日、福岡地裁が下した判決は、パワハラを認定し会社側に計1541万円の支払いを命じるというもの。

1541万円の中には、慰謝料110万円、未払い賃金756万円、付加金494万円が含まれるとのことです。

付加金
労働基準法上、解雇予告手当・休業手当・割増賃金等を支払わない使用者に対し、裁判所が労働者の請求に基づき、それら未払金に加えて支払いを命ずる金銭のこと。労働基準法違反が悪質な場合に課すことがある。

参考:コトバンク

高山さん画像
引用元:朝日新聞デジタル

高山さんへのパワハラの様子をブログに掲載していた会社。

それに対して高山さんは、

「体育会系の部活みたいな感じだった。

楽しんでいたので、ブログに載せたのだと思う。」

「やられた側は悔しかった。

会社には同じようなことをしないでほしい。」

と話しました。

ブログに掲載されたパワハラ

原告代理人の光永享央(たかひろ)弁護士は、

「パワハラは、被害者側が客観的な証拠を出さないとなかなか裁判で勝てない。

ブログに画像が残っていた今回はある意味、恵まれていた。」

と話しています。

その言葉通り、大島産業社長のブログには高山さんに対するパワハラの証拠が残されていました。

運送先から戻る途中で温泉に入ったとして丸刈りにされ、たわしでこすられたり、

パワハラを受ける高山さん画像
引用元:テレ朝news

裸で洗車用の高圧洗浄機で水をかけられたり、

パワハラを受ける高山さん画像
引用元:テレ朝news

会社の寮から逃げた高山さんが、お金がなくなって会社に戻った際に土下座させられたり、ロケット花火を打たれたこともあったそうです。

高圧洗浄機で水をかけるなどは、とても危険な行為で、もはや暴力です。

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大島産業コメント

この判決に対して、大島産業側は控訴する方針とのこと。

代理人の弁護士を通して、

「パワハラの主張は、当社の家族的な雰囲気の中で行われた従業員同士のレクリエーションでのやり取りの一部を切り取ったものだ。」

コメントを発表した大島産業。

しかし、ブログの内容を見る限り「家族的な雰囲気」「レクリエーション」的な楽しさは感じません。

現に大島産業を巡っては、未払い賃金の支払いを求め訴訟を起こしている元従業員が、他にも5人いるそうです。

楽しんでいたのは、パワハラしていたほうだけでしょう。

事件の現場は

高山さんがパワハラを受けていたのは、福岡県宗像市冨地原(むなかたしふじわら)1791-1にある運送会社の株式会社大島産業。

大島産業のホームページには、会社のモットーとして以下のように書かれていました。

1.プロとしての高い意識を徹底します。

2.プロとして今日よりも明日への向上心を堅持します。

3.全ての社会道徳を遵守して、模範的日常を心掛けます。

4.全員挙げて心技体共に充実した日々の健康第一、安全第一に徹します。

引用元:株式会社大島産業HP

今回のパワハラは、会社のモットーの1つである「社会道徳の遵守」に反しています。

ネットの反応

パワハラが認められて本当に良かった。
経営者だからってなんでも許されるわけではない。
労働者にだって権利があるからね。

引用元:Yahoo!映像ニュース

パワハラじゃねぇ。リンチだ。

引用元:Yahoo!映像ニュース

会社側で<一部を切り取って違法なパワーハラスメントとされたことについては納得できるものではありません> といっているそうですが
そうだとしても、これはやりすぎです。犯罪です。

引用元:Yahoo!映像ニュース

パワハラじゃない!暴行罪?傷害罪?とにかく刑事事件だと思うんですけど…残業代の未払いの指示がされたのは良かったと思うけど…。

引用元:Yahoo!映像ニュース

高圧洗浄器なんて、ヘタすりゃ死んでしまうのにね…
ハラスメントってレベルじゃないのでは?!

引用元:Yahoo!映像ニュース

高山さんがパワハラを受けている時、同僚の人たちはどう思って見ていたのでしょうか。

他にも被害を被った人はいなかったのでしょうか。

高圧洗浄器などを人に向けたり、ロケット花火を打つなどというのは、冗談ではすまされない危険な行為です。

悪ふざけでエアコンプレッサーを向けられた人が死亡するという事件も何度か起きているというのに。

ブログに載せられた時、高山さんは悔しい思いをされたと思います。

しかし、ブログが動かぬ証拠の1つになったことは幸いだったようです。

このブログがなければ、このようなことをされても泣き寝入りするしかなかったのかと思うと、それも恐ろしい話です。

本来、人に使うようなものではありません。⇒

危険!エアコンプレッサーで肛門に空気注入し死亡させる事件また発生

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参考:朝日新聞デジタルテレ朝news毎日新聞

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