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横浜・母親の遺体放置。約40年ひきこもりの49歳男筆談で取り調べ

ひきこもりイラスト 国内ニュース

横浜市金沢区で、自分の母親の遺体を自宅に放置した疑いで、49歳の中元勝(なかもとまさる)容疑者が逮捕されました。

約40年間ひきこもっていたという中本容疑者。

「他人と話すのが怖かった」と話し、取り調べはほとんど筆談で行われているそうです。

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事件の概要

76歳の母親の遺体を自宅に遺棄したとして逮捕されたのは、神奈川県横浜市金沢区在住、無職の中元勝容疑者(49)です。

金沢区の団地で母親の中元佳代子さん(76)と2人で暮らしていた中元容疑者。

2018年11月4日の午後。

別の場所に住んでいて部屋を訪ねてきた長女が、布団の上で死亡している母親の佳代子さんを発見。

2018年10月中旬に亡くなったとみられる佳代子さんの遺体を、中元容疑者が部屋に放置した疑いが持たれています。

中元容疑者顔画像
引用元:FNN PRIME

長女の話によれば、

「小学生のころから会話をしなくなりひきこもっていた。

母親が買い物などをして面倒をみていた。」

とのこと。

小学生のころから、妹である長女とも会話をしなくなり、約40年間ひきこもりの状態だった中元容疑者。

事件現場画像
引用元:FNN PRIME

調べに対して、

「台所でガタンと音がし母親が倒れていたので、布団に寝かせた。」

「3日後には死んでいて腐敗臭がしたため、鼻や口にティッシュを詰めた。」

「死亡したのはわかったが何もできなかった。」

などと供述。

警察に通報しなかった理由を聞かれると、

「他人と話すのが怖かった。」

「妹が来てくれると思っていた。」

と話したそうです。

中元容疑者顔画像
引用元:FNN PRIME

他人とほとんど会話することができないという中元容疑者。

取り調べの多くは筆談で行われているとのこと。

筆談であろうと、会話は成立していることを考えると知的な障害などはないのかもしれません。

近所の住民は、佳代子さんの姿も最近見ておらず、息子がいたことも知らなかったと話しているそうです。

中元容疑者は、供述通り“何もできなかった”のでしょうね。

なにもできず妹さんが来るのをただ待つしかなかったのでしょう。

 

事件の現場

中元容疑者が母親の遺体を遺棄したのは、神奈川県横浜市金沢区(かなざわく)にある団地の一室。

中元容疑者の自宅です。

金沢区は神奈川県横浜市を構成する18の行政区のうちの1つ。

2018年10月1日の推計人口は199,558人となっています。

 

緘黙症(かんもくしょう)?

言語を理解することもできる。

言葉を発することに機能的な問題もない。

しかし、言葉を発して表現することができず沈黙を続ける状態を緘黙症(かんもくしょう)といいます。

全緘黙(ぜんかんもく)
生活のあらゆる場面で話せないもの。
家族であっても話せない。
場面緘黙(ばめんかんもく)
生活の部分的な場面でのみ話せないもの。
家でなら話せるが学校では話せないなど。

入園入学をきっかけとして、幼稚園から小学校低学年ころに発症することが多いとのこと。

場面緘黙のほうが多くみられ、発症後の対応や支援が十分でないと、まれに全緘黙の状態になることもあるそうです。

小学校のころから妹とも話さなくなったという中元容疑者。

もとは家族と話ができる場面緘黙だったものが、どうすればいいかわからないでいるうちに全緘黙になってしまったのかもしれません。

《場面緘黙の子どもが併せ持つことが多い状態》

  • 吃音や、言葉の理解や言語表現の苦手。
  • 自閉症スペクトラム障害・学習障害・注意欠陥多動性障害。
  • うつや社交不安症などの不安症。

《場面緘黙と区別される状態》

  • トラウマ性緘黙:ショックな出来事による急性のストレス障害で急激に全緘黙となった場合。
  • うつ症状のために会話する意欲がない場合。
  • 家庭で身体的虐待や精神的虐待がある場合:場面緘黙や場面緘黙に似た状態を示すことがある。
  • 失声症:ある日突然声が出なくなる。思春期や更年期の女性に多い。
  • けいれん性発声障害:声帯の過緊張と声門の過剰閉鎖のために声がとぎれとぎれになる。

参考:NHK ハートネット 福祉情報サイト

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ネットの反応

9歳でそこまでになってしまうほど何があったんだろう。
きっと昔はサポート的なものもなく、亡くなったお母さんも大変な思いで生活してたんでしょうね。
彼の生い立ちが気になります。

引用元:Yahoo!映像ニュース

今回と内容に違いがありますが、折に閉じ込めていたニュースもありましたね。世間体を気にして人目に触れさせないようにする親の気持ちには断腸の思いがあります。しかし、公的に手を差し伸べる仕組みが機能していなかった点においては見直すべきです。DV被害や幼児虐待に発見、対応が遅れて悲惨な事件が後を絶たないことからも地域社会一体となった見守り、支援活動が望まれます。

引用元:Yahoo!映像ニュース

今でこそ相談できるところもあり色んなサポートも受けられるようになったが、40年前となると変わった子ですまされてた気がする。
発達障害に対する理解もなく親も大変だったと思う。

引用元:Yahoo!映像ニュース

話が出来ない位だから、妹に連絡出来なかったのかな。携帯なんて持ってなかったんだろう。
母親が死んで、不安だったと思う。
不憫だ。

引用元:Yahoo!映像ニュース

もっと早くに第三者が介入できていれば変えられたかもしれないけれど、今だから相談機関があるが、当時は相談できる環境ではなかったんだろうな。相談機関がある今ですら、なかなか相談、援助まで結び付くのに高い壁があるし、同じような家庭がまだまだ多いと思うな。

引用元:Yahoo!映像ニュース

“おそらく発達障害ではないか、親は検査を受けさせ支援をするべきだった”という意見もありました。

検査を受けさせるべきだったというのは、その通りだと思います。

ただ、中元容疑者が話をしなくなった40年ほど前には、発達障害という言葉を知っている親はほとんどいなかったのではないかと思います。

重度の知的障害や身体障害など、見てわかるような障害しか素人には認識することができませんでした。

発達障害、自閉症スペクトラムなどの概念が一般の人にも広く知られるようになったのは、ここ10年くらいのことだと感じています。

20年くらい前でも、教師でさえ発達障害について多くは知らない状態でした。

発達障害を正確に診断できる医師すら少なかったのではないでしょうか。

亡くなられた母親の76歳という年齢を考えても、今のように知りたいことをネットで検索できるわけでもなく、情報はなかったと思います。

中元容疑者は、家族に暴力をふるったりするタイプではなく、静かにひきこもっていたから、問題が表面化しなかったのかもしれません。

中元容疑者が発達障害であるのか、全緘黙であるのか、あるいは別の問題があるのかはわかりません。

亡くなった母親の横で、なすすべもなく妹さんを待っていた中元容疑者を思うと、なんとも切ない気持ちになります。

とにかく今からでも行政に援助を求め、行政や医療機関などに中元容疑者の人生をサポートしてもらえるよう祈っています。

 

 

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参考:FNN PRIMETBS NEWS神奈川 NEWS WEB

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