おサルさんも襲った記録的大雪!はぐれザル“ムンキー”を見守る住人

ムンクの叫びのような猿イラスト 国内ニュース

この冬、記録的な大雪に見舞われた石川県加賀市。

その山あいに位置する山中温泉の民家の納屋に現れた、1匹のニホンザル。

大雪の山から下りてきた“はぐれザル”を暖かく見守る住人の目がありました・・・

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はぐれザル出現!

2018年2月23日。

記録的な大雪のなか、石川県加賀市山中温泉菅生谷町(すごうだにまち)に住む男性は、燐家の納屋の窓にサルの顔を見つけました。

納屋の画像引用元:北國新聞

納屋にこもっていたサル。

人間を威嚇しているのか、木製の窓枠をつかんでガタガタとゆすっていたそうです。

サルの画像引用元:北國新聞

「大きく口を開けた表情が、ムンクの『叫び』のようだった。

すごく腹が減っていると言いたいように見えた。」

男性の言葉どおり腹が減っていたのか、新聞紙に包んで納屋に置いてあった白菜やジャガイモは、サルによってかじられていました。

納屋の所有者の女性は、棒を振ったり雪玉を投げたりして、いったんはサルを追い払います。

しかし、しばらくするとサルはまた戻ってきました。

屋根に座ったり、庭の柿の木に登ったり・・・

いっこうに山へ戻る気配がありません。

サルの画像引用元:北國新聞

サルを見つけた男性宅の台所にも、勝手口のガラス戸を開けて侵入。

オレンジや瓜、ネギなどをかじっていきました。

サルの体長は50~60cm。

石川県白山自然保護センターなどによれば、大人のオスではないかとのこと。

石川県側の白山山系や、福井県側の山に住んでいる群れからはぐれた“はぐれザル”ではないかと考えられています。

 

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動物による被害も

サルが現れた石川県加賀市山中温泉菅生谷町(すごうだにまち)は、昭和30年代には50人ほどが暮らす集落でした。

現在、暮らしているのは8世帯16人。

山あいに位置するこの町では、近年、イノシシによる農作物への被害も目立ってきています。

また、菅生谷町は、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に指定されている“加賀東谷”の隣にあります。

重伝建とは、日本の文化財保護法で定められている文化財種別の1つ伝統的建造物群保存地区の中でも、特に価値が高いと国が選定したものです。

加賀東谷画像引用元:KAGA旅まちネット

民家の屋根には赤い瓦が使用され、煙出しがあるなどの景観が特徴的です。

その“加賀東谷”を構成する4つの町では、キツツキ類のアカゲラが、重要な建物の土塀に穴を開ける被害も確認されています。

しかし、いくら人間にとって大切な建物でも、動物にはわかりません。

もともとあった自然の中に人間が建物を建てたのです。

 

ムンキーの無事を祈って・・・

白山自然保護センターの担当者は、

「サルが人の食べ物に慣れると住み着いてしまう。」

と警鐘を鳴らしています。

白山自然保護センター
引用元:石川県

しかし、被害に困りながらも、何度もサルに遭遇するうちに、発見した男性は愛着を持つようになっていきました。

発見したときのサルの顔がムンクの叫びに似ていたことから“モンキー”と“ムンク”をもじって、男性はサルに“ムンキー”という愛称をつけました。

ムンクの叫び画像
引用元:ガラパイヤ

そして、市の写真協会員でもある男性は、ムンキーの写真も撮り始めました。

「人間のご先祖様のようにも思えて、かわいそうなので、追い払うのはなかば諦めた。

自然と山に帰って欲しい。

そう話す男性は、写真を撮りながらそっとムンキーを見守っています。

サルの画像引用元:北國新聞

そんな優しい男性の願いが届いたのか、3月に入ってからはムンキーの出没回数は減っているそうです。

動物によって深刻な被害があれば、やむを得ず排除することが必要なこともあるでしょう。

しかし自然は人間だけのものではありません。

できるだけ傷つけ合わずに共生する道を探りたいものです。

雪どけとともに山にエサが戻り、またムンキーが無事に山で暮らせるようになることを願ってやみません。

 

 

動物との共生の道を探る取り組みをしている市町村もあります。⇒

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