大学生が目薬をさすロボット開発!手が不自由な人や高齢者にも!

エジソン画像 国内ニュース

金沢工業大学(石川県)の学生が、目薬をさしてくれるロボットを開発しました。

実用化はまだですが、ロボット展示会での評価も高く、手が不自由な人や高齢者への活用が期待されています。

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どんなロボット?

ロボットを開発したのは、石川県白山市の成宮陽生(なるみや・はるき)さん(22)

2018年3月、金沢工業大学工学部情報工学科を卒業しました。

金沢工業大学画像
引用元:金沢工業大学HP

成宮さんの開発したロボットは、手を使わなくても目薬をさしてくれるというもの。

アルミ製のロボットの大きさは、高さ174センチ、幅54センチ、奥行き49センチ。

上を向いて声で指示を出すと、ロボットが目薬をさしてくれます。

まず、ロボットの内側にある椅子に座って上を向きます。

目薬をさすロボットを試す成宮さん画像
引用元:北國新聞

すると、顔認識技術を生かしたウェブカメラが顔を認識。

小型マイクに向かって、目薬をさして欲しい目を「右」「左」と伝えます。

指示を受けると、カメラは顔と鼻の位置から目の場所を検知。

超音波センサーで目までの距離を測り、ちょうどいい位置へと目薬が移動。

顔が0.5秒静止したのを確認して、目薬を1滴を落とすという仕組みになっています。

国内外から高い評価!

成宮さんのロボットは、2017年11月の国際ロボット展に出展されました。

国際ロボット展は、人とロボットが共存し、力を合わせて活動することで、より優しい社会になることを目指して開催されています。

国際ロボット展画像
引用元:2017国際ロボット展

国内外の企業や団体が最新の技術を披露する、国内最大級のロボット展示会。

さまざまな技術の交流や、斬新なアイディアを取り込みたい企業との商談の場にもなっています。

国際ロボット展画像
引用元:2017国際ロボット展

成宮さんの出展したロボットは、多くの子どもたちや外国人の興味をひきました。

医療関連の企業や専門家からも、

「買い取りたい。」

「寝ている患者に利用できるのでは。」

などと高く評価され、高齢者や手が不自由な人などへの活用が期待されています。

 

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開発のきっかけは?

成宮さんがロボットを開発したのは大学在学中。

きっかけとなったのは、大学のリポート作成でした。

リポートの提出期限に追われ、長時間パソコンを使用していた成宮さんは、コンタクトをつけた目の疲れに悩んでいました。

パソコンを使う男性イラスト

作成に焦る気持ちから、

「パソコンから手を離さずに目薬がさせたら。」

と考えた成宮さん。

目薬をさしてくれるロボットを卒業制作で実現させようと考えたのです。

ひらめいた男性イラスト

まさに「必要は発明の母」ですね。

 

ロボコン優勝の金沢工業大学

金沢工業大学(以下、金工大)は、石川県野々市市に本部を置く私立大学です。

1957年に創立された北陸電波学校を起源として、1965年に開学しました。

金工大には、ロボット製作の知識や技術の習得を目標とする「夢考房ロボットプロジェクト」があります。

2013年には、ロボコンの世界大会「ロボコン2013ベトナム・ダナン」に日本代表として出場し、優勝しています。

ロボコン画像
引用元:K.I.T金沢工業大学

また、大学には蔵書50万冊を超える図書館「ライブラリーセンター」も併設。

その図書館は、工科系の専門図書館としては世界最大級の規模なのです。

「自由な発想で開発を進めたのが良かった。」

と話すのは、成宮さんを指導した中沢実教授。

大学の学びへの体制と、斬新なアイディアを見守る教授の目に後押しされての開発だったのかもしれませんね。

エフエムエヌワン画像
引用元:学生と街と放送局と

ちなみに大学の施設の一角には、野々市市のコミュニティ放送「えふえむ・エヌ・ワン」というラジオスタジオがあり、その番組制作にも金工大生が関わっています。

後輩に託して・・・

2017年の春に開発に取り組み始めた成宮さんは、深夜まで研究室に残って改良を重ねました。

1滴だけ確実に落ちるよう圧力を調整するなど、卒業まで精度を高めることに努めました。

それでも成宮さんは、

「目薬から目までの距離が遠すぎて利用者には少し怖いし、見た目もよくない。」

と、できばえに満足していません。

「自分が開発した仕組みを後輩が応用して、実用性のあるロボットを作ってくれたら。」

と、自身の発明を後輩に託し、4月からはソフトウエア開発などを手がける会社で働きます。

ロボットと人が肩を組む画像

成宮さんの開発したロボットが、後輩たちによってさらに洗練され、医療や介護の現場で活躍する時が来るのが楽しみですね!

 

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コメント

  1. […] こちら、金沢工業大学による「目薬さしロボット」。いつ来るか、ドキドキ感満載の楽しいマシン。目薬を待つ福野くんのブログはこちら。 […]