兵庫25年監禁事件。父親は過去に市に相談。長男は片目を失明…

山本容疑者の自宅画像 事件

兵庫県三田市で、障がいのある42歳の長男を檻に監禁したとして父親が逮捕された事件。

逮捕された父親は、過去に複数回、市に出向き長男について相談していました。

しかし、長男を施設に入れるなど、具体的な支援策は提案されませんでした。

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事件の概要

2018年4月7日、長男監禁の容疑で逮捕されたのは、無職の山崎喜胤(やまざき・よしたね)容疑者(73)

監禁されていた長男が見つかったのは、山崎容疑者の自宅の敷地内にあるプレハブの檻の中です。

山崎容疑者自宅画像
引用元:テレ朝news

事件が発覚する約3ヶ月前の1月16日。

山崎容疑者は、妻の介護について三田市役所に相談に訪れました。

その際、対応した職員に対し、山崎容疑者は長男を檻に入れていることを告白。

話を受け、山崎容疑者の自宅を訪問した市の職員が、檻の中の長男を発見。

発見された時、長男は下半身裸の状態でした。

山崎容疑者は、

「長男に知的障がいがあり、暴れて壁や窓を壊すなどして耐えられなかった。」

などと話しています。

暴れる男性イラスト

監禁が許されることとは言えませんが、山崎容疑者の言葉からは大変だった家族の状況が浮かび上がってきます。

相談していたのに・・・

山崎容疑者の長男には、知的障がい精神障がいがあると見られています。

約25年前、大阪府内から三田市に転居してきた一家。

そのころから、長男が暴れたり叫んだりするようになったそうです。

山崎容疑者はそのことで、近所から何度も苦情を受けていました。

山崎容疑者が仕事に行くと、残った家族では長男に対処できなかったため、プレハブを建てて、その中に長男を入れました。

プレハブ画像
引用元:テレ朝news

それでも長男がプレハブの壁を叩いたり、窓を割ったりしたことから、壁や窓に手が届かないよう、プレハブの真ん中に檻を設置したそうです。

長男が16歳のころから始まった監禁。

監禁が始まる数年前、長男のことで困っていた山崎容疑者は、市に何回か相談に行っていました。

その時には、市の職員が何度か面談や自宅訪問をしていたことが明らかになっています。

山崎容疑者自宅画像
引用元:テレ朝news

担当者は、

「面談記録に監禁の記述はなく、当時の対応に問題はなかった。

と主張。

三田市役所画像引用元:テレ朝news

また、1月に長男を保護した市が県警へ通報したのは、監禁発覚から約1ヶ月後の2月下旬でした。

そのことに対しては、

「長男を支援する手続きを取るためには父親の協力が不可欠だった。」

と説明しながらも、

「適切な対応だったのか今後、検証したい。」

とも話しています。

山崎容疑者が逮捕されてしまうと、長男を支援する手続きが取れなかったのでしょうか?

その点は、警察に協力を仰ぐことはできなかったのでしょうか。

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事件の現場は

事件があったのは、兵庫県三田市広沢にある山崎容疑者の自宅。

檻は敷地内のプレハブの中央に置かれ、プレハブと山崎容疑者宅はバルコニーを通じてつながっていたそうです。

山本容疑者の自宅画像
引用元:dmenuニュース

檻の高さは約1m、幅約1.8m、奥行き約90cmで、畳1畳分ほどの広さ。

プレハブには窓があり、檻の出入り口には南京錠がつけられていました。

エアコン、ファンヒーター、扇風機も設置。

しかし、エアコンは故障していて、事件が発覚したときには使えていなかったそうです。

夏場には、冷たい水の入ったペットボトルを渡していたそうですが、窓を閉め切ったプレハブ内の暑さは相当なものだったと思われます。

たおれる男性イラスト

よく熱中症にならなかったものです・・・

 

片目を失明していた長男

山崎容疑者によれば、監禁していた長男の暮らしぶりは次のようなものでした。

  • 2日間のうち、約12時間は檻から出し、それ以外の36時間は檻の中にいた。
  • 2日に1回ご飯を食べさせ、風呂に入れていた。
  • 排便がスムーズにできないため、上半身だけ服を着て下半身は裸のままにしていた。
  • 檻の床にはペット用のトイレシートを敷いていた。

1月に長男が保護された時には、健康上の問題はなかったと発表されていました。

しかし現在、長男は片目を失明し、もう片方の視力もほとんどないことがわかっています。

山崎容疑者は、

「檻に入れたころは、長男は目が見えていた。」

と話しているそうです。

県警は、不衛生な環境で眼病を患い、視力を失った可能性が大きいと見ています。

 

ネットの反応

長男監禁25年なんて言ってるけど20年以上前に相談を受けているならほぼ初期じゃない。
以上って言葉にも含みがあるみたいだし。
父親逮捕されてるけど行政の対応の方が問題なんじゃないかと思う。
救いの手を求めた事実、放置した責任を問われるべきは父親じゃないよ。

引用元:YAHOO!映像ニュース

逮捕されたお父さん、何回か助け求めてたのに。
行政の責任は大きい。
檻に入ってた息子だけでなく娘も支援受けないといけない子どもだったらしいね。
お父さん、頑張ってたと思う。

引用元:YAHOO!映像ニュース

監禁が始まったのが25年前、でも精神疾患は当然それよりも前からだから30年近く神経すり減らしながら生活されてたと思います。
うちは身内に双極性障害を患った者がいましたが、本人も大変ですが、周りの家族が本当に大変な思いをしました。
どこかの時点で適切な処置が行われていればこんな悲しいことにはならなかったと思います。
殺してしまっていてもおかしくなかったくらいだと思っています。

引用元:YAHOO!映像ニュース

鹿児島の事件も、類似点がある。家族が早めに対策したら?此処のところだね、監禁は、市に相談もしている。もし親がこの息子を野放しにして鹿児島のような事件が起きたら?世の中の人はなんと?

引用元:YAHOO!映像ニュース

25年ね。
ずっと家族だけでサポートしてきたなら辛い。

引用元:YAHOO!映像ニュース

父親を援護する方多いですけど、結局は監禁した父親も悪いでしょうよ??精神疾患で大変なのはわかりますけど、そこまでする??その精神疾患になった原因が親だとしたら??親が甘やかすから精神的におこちゃまな精神疾患の人多いよなぁ…。
子供が色々大変でも頑張ってる親も沢山いますしね!!親が悪いのは当然!!

引用元:YAHOO!映像ニュース

ネット上には山崎容疑者を擁護する声が多く見られましたが、親が悪いという声もありました。

しかし、家の中で暴れる男性に、個人でどう対処すれば良かったのでしょうか。

山崎容疑者には、もう1人福祉の対応が必要な長女がいることも明らかになっています。

障がいのある家族に対して、家族だけでできることには限界があります。

個人で対処しきれない問題を抱え、行政に相談に行っても対応策の提案もなければ、家族は途方に暮れたことでしょう。

障がい者手帳を持っていた長男が、三田市の福祉サービスを受けた実績はなかったそうです。

もしも、この長男が自分の子どもだったら・・・

障がいのある家族のことを行政に相談する時点で、家族は多くのハードルを越え、やっとの思いで助けを求めています。

他人事ではなく、自分事として、親身になって相談を受けて欲しいものです。

 

更新情報

20年以上前の山崎容疑者の相談に対し、対応策を提示しなかった三田市。

当時の対応に問題はなかったと主張していましたが・・・

その後になって三田市は、父親である山崎容疑者以外に、親族の女性からも相談を受けていたことがわかりました。

5年前、親族の女性も市の障害者生活支援センター(社会福祉協議会運営)に、長男が入所できる施設について2回相談していたのです。

2018年6月27日に神戸地裁で行われた山崎容疑者の判決公判では、

「長期間被害者を監禁したのはやむを得ない事情とはいえず、同情はできない。」

として懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)が言い渡されました。

しかし、村川裁判官は判決で、

「支援を必要とする人々が尊厳ある生活を送るための受け皿として、地域社会が主体的な役割を果たすべきなのに、社会全体がその自覚に乏しかった。」

とも指摘。

市は第三者委員会を設置し、対応が適切だったか検証しています。

第三者委員会の検証結果は

第三者委員会は、市の担当者が90年代に山崎容疑者の自宅で家族や長男と面談し、

「長男を部屋に閉じ込めている。」

記録していたことを明らかにしました。

「長男について、市の担当者に相談したが対応はなかった。」

という山崎容疑者の証言通りだったわけです。

市は、

「報告書を見るまでは、コメントを差し控える。」

としていますが、もはや責任逃れの言い訳をしている感はぬぐえません。

 

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