栄養格差も深刻な低所得家庭の子どもたち!その健康を守る助け舟は?

親が低所得の家庭の子は、そうでない家庭の子に比べ、成長に必要なタンパク質や鉄分の摂取量が少ない。

所得の格差が子どもの栄養格差をも生んでいる事が、研究者らの調査で分かりました。

飽食の国と言われて久しい日本での驚きの調査内容・・・

そんな子供たちを救っているのは?

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昼はアイス1本のケースも!

アイス写真

東日本の4県19校の小学5年生を対象とした食事調査は、2017年7月30日までに、村山伸子教授(新潟県立大)らによって行われました。

調査の方法は、週末の2日を含む4日間の食事を文と写真で記録し、年収水準別に栄養摂取量を算出するというもの。

回答が得られた836世帯の所得は、200万円未満、200~600万円未満、600万円以上の3つの区分に分けられました。

年収が下位3分の1のグループでは、週末は昼食にアイス1本のみ、朝食は空揚げ、昼食はパン2つ、夕食抜きの場合がありました。

平日でも、朝食抜き、夕食はインスタントラーメンというケースも。

カップ麺を食べる子供画像
引用元:ツイッター

また、野菜や魚介類などの摂取はほとんどなく、麺類やパンなど炭水化物に偏った食事になっていることもわかりました。

加工食品やファストフードは、高カロリーで、塩分・脂肪・添加物や保存料が多く、ビタミンやミネラル、食物繊維が少なくなっています。

これらの食品をたくさん食べていると、消化器官に負担をかけ、胃や腸(ひいては腸内細菌)が荒れてしまう恐れもあるのです。

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緑黄色野菜や魚介類を給食で担う

頂きますをする子供たち
引用元:ママリ

年収下位3分の1グループの子どもの、週末の野菜摂取量は1日平均166g。

この数字は、年収中位3分の1の176gに比べ5.7%少ないのですが、平日はこの差が1.2%に縮小されていました。

魚介類についても、週末は下位層43g、中位層48gと摂取量に差が出ました。

しかし平日は、ともに50g。

その差は無くなっています。

栄養素別では、「たんぱく質」や「鉄分」の摂取量に週末約5~6%の差がついたほか、「亜鉛」や「カルシウム」にも差が出ました。

しかしやはり、給食のある日は解消するか、わずかな差に縮まっています。

「たんぱく質」や「鉄」は、人間の筋肉や内臓、骨の成長に必要不可欠な栄養素です。

村山教授は、

「貧困層の子には、免疫力が低下し風邪をひきやすい、貧血を起こしやすいなど、目には見えづらい不調が出ている恐れがある。」

と指摘しています。

夏休みの栄養格差に助け舟!

子供食堂の写真
引用元:西日本新聞

前述のように、貧困層の子どもたちの食事の栄養バランスは、給食によって補われています。

夏休みになり給食のない日が続けば、貧困層の子どもたちの栄養摂取量は少なくなるということですね。

そのために夏の猛暑に耐えられず、体調不良を起こす子どもたちが増える可能性もあります。

今回の調査結果は、給食に救われている子どもたちへの、食の支援の重要さを示すものとなりました。

そんな中、子どもたちの助け舟として、民間団体が安く食事を提供する「子ども食堂」が各地に増えています。

給食を食べる笑顔の子供たち
引用元:希望幼稚園

子ども食堂では、近所のおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さんが、温かいご飯を作って待っていてくれます。

給食に携わる人たちや、子ども食堂を運営する人たちが作った、おいしくて栄養のある食事。

それは、子どもたちの身体の健康を守るだけでなく、心の栄養にもなるのではないでしょうか。

将来を担う子どもたち。

どんな境遇に生まれようとも、心身ともに健やかに育ってくれることを願ってやみません。

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