エアコンプレッサーで同僚男性の肛門に空気を注入。
死亡させたとして、34歳の男が逮捕されました。
エアコンプレッサーを肛門にあてがい死亡させた事件は、以前にも起きていました。
事件の概要
2018年7月14日、傷害致死の疑いで逮捕されたのは、茨城県つくば市手代木在住の会社員の男(34)です。
亡くなったのは千葉県柏市の男性(46)。
2人は、茨城県龍ケ崎市にある、建設機械などを製造・販売する会社に勤める同僚でした。
事件が起きたのは、2018年7月13日午後5時ごろ、工場で勤務中のことでした。
男は、工場にあったエアコンプレッサーを使い、男性の肛門から空気を注入したのです。
空気を圧縮することができる機械。圧縮した空気のパワーを、釘うちやタイヤのボルトの付け外し、空気入れなどに利用。
当時2人は、ほかの同僚とともに作業中でした。
空気を注入された後、男性が体調不良を訴えたため、現場にいた別の同僚が消防に通報。
男性は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
死因は、体内に空気が入ったことによる肺の損傷。
搬送先の病院が警察に連絡し、事件が発覚。
男は調べに対して容疑を認め、
「悪ふざけでやってしまった。
死ぬとは思わなかった。」
などと供述。
空気を注入したのは服の上からだったそうです。
しかし、エアコンプレッサーの威力はやはりすごいものです。
エアコンプレッサーで肛門から空気を注入され男性が死亡する事件は、以前にも起きていました。
その時の容疑者も“悪ふざけ”で行為に及んでいました。
同様の事件が
今回と同様の事件が起きたのは、2017年12月17日。
埼玉県杉戸町本郷の産業廃棄物処理場でのことでした。
職場でエアコンプレッサーを男性の肛門にあてがい、体内に空気を注入し死亡させたとして2人の同僚が逮捕されたのです。
休憩時間に、エアーコンプレッサーで服についたホコリなどを落としていた3人。
その際に、ふざけた2人が男性(44)を押さえつけ、服の上から肛門に向けエアーコンプレッサーの空気を注入したとのこと。
男性は内臓を圧迫され死亡。
逮捕された2人は、いずれも悪ふざけをしていて、そのような大ごとになるとは思ってもみなかったと供述していました。
穴に何か入れたくなる心理
それにしても、なぜ容疑者たちは肛門にエアコンプレッサーを向けたのでしょう。
穴があいている。
そこに何か入れたくなる。
そのような心理をアフォーダンスと言うそうです。
アフォーダンスとは、
環境が動物の行為を直接引き出そうと提供 (アフォード) している機能をさす。
引用元:コトバンク
タンスやドアなど、引き手があれば引いてみたくなる。
出っ張っているものがあれば押してみたくなる。
穴を見れば指などを入れてみたくなる。
目の前にあるものや状態が、このような人間の行為を引き出すということですね。
小さい子どもがコンセントの穴にモノや指を入れて感電するケースなど、子どものころは本能のおもむくまま行為に及んでしまいます。
引用元:リルリル
しかし、大人になれば・・・
知識や経験などで、してもいいことか、悪いことか、危ないことかを考えたり想像したりして、好奇心や欲求などをコントロールするようになります。
容疑者たちが、その危険性を想像できなかったことがとても残念です。
事件の現場は
今回の事件の現場となったのは、茨城県龍ケ崎市(りゅうがさきし)にある会社です。
建設機械や農業機械の製造や販売などをしている会社だそうです。
ネットの反応
コンプレッサーのエアーってけっこう危ないけどね。
工事などで使っていて危ないと分からなかったのかな。引用元:Yahoo!映像ニュース
悪ふざけじゃなく、いつもイジメていたと思う。
引用元:Yahoo!映像ニュース
前にも聞いた事ある。
人に向けてはいけないのは素人でも分かる。
労働災害適用か?深刻ですね。引用元:Yahoo!映像ニュース
これって定期的に聞く話
大抵どこの工場にもエア配管があって、服に付いたチリ飛ばしたりする雑用エアとして使えるようになってるだろうけど、これはいくら悪ふざけでもやってはいけないリストとして皆知ってる引用元:Yahoo!映像ニュース
前の事件の事かと思ったら別の事件で驚いた。
同じ事件が何度かあったし、いい年した大人がエアーコンプレッサーが危ないかどうかも分かってないとは信じられん。引用元:Yahoo!映像ニュース
社内では、人間関係などのトラブルは確認できなかったとされています。
しかし、普段からいじめられていたのでは?と推測するコメントが多く見られました。
危険性をわかっていて行為に及んだのでは?という声も。
危険性を認識していたり、いじめ的な人間関係があったのなら言語道断です。
しかし、人間関係にも問題はなく、危険性の認識もなかったのだとしたら、危険であると学習するにはあまりにも大きな代償を払ってしまいました。
同じようにエアコンプレッサーを使用している会社は、“やらないのが当たり前”の前提ではなく、危険な道具であると教えることが必要なのかもしれません。
同じような事故で、また犠牲者が出ないよう心から願います。
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