福井若狭町・化学薬品工場爆発でオレンジ色の煙。1人死亡、1人重傷

爆発時画像 国内ニュース

7月2日午後、福井県若狭町の化学薬品工場「プロテインケミカル福井工場」爆発がありました。

従業員や付近住民ら12人が病院に搬送され、1人が死亡、1人が重傷。

爆発時、オレンジ色の煙があたりに広がりました。

スポンサーリンク


事件の概要

2018年7月2日午後1時45分ごろ。

「爆発音がした、黄色い煙が出ている。」

と119番通報が入りました。

工場画像
引用元:日テレNEWS24

通報したのは、福井県三方上中郡若狭町の工業団地「若狭テクノバレー」内の工場関係者。

爆発したのは、同じ若狭テクノバレーにあるプロテインケミカル福井工場(本社東京都)です。

この事故で工場の従業員ら10人が病院に救急搬送。

このうち従業員の三宅丈史(みやけとしふみ)さん(39)=小浜市=が死亡。

18歳の男性従業員が顔にやけどを負う大ケガをしています。

爆発後に工場に近づいた付近の住民2人も、目やのどの痛みを訴え病院に搬送されましたが、軽傷でした。

午後3時半ごろ爆発は鎮火。

しかし、工場の屋根には穴が開き、窓も割れています。

工場画像
引用元:日テレNEWS24

爆発後、周囲にいた人たちは、あたりに広がったオレンジ色の煙を目撃していました。

この色は、かなり不気味ですね・・・

 

更新情報

2018年7月4日、プロテインケミカル福井工場の役員らが記者会見を行いました。

出席したのは、飯田公則社長(49)、竹下祥生専務(74)、爆発した第1工場の渡辺稔工場長(53)の3人。

冒頭、飯田社長ら3人が深々と頭を下げ陳謝。

記者会見画像
引用元:福井新聞ONLINE

渡辺工場長によれば、現場では午前8時ごろから、男性社員(40代)と、重傷を負った男性社員(18)の2人が作業に当たっていたとのこと。

当時行っていた作業は、硝酸・バナジン酸アンモニウム・ターシャルブチルシクロヘキサノールという3種類の化学薬品を混ぜるというもの。

通常は1人で行うこの作業を、この日は18歳の男性に指導するため、2人で進めていたそうです。

昼ごろ、40代の男性社員は、事故で死亡した三宅さんに引継ぎをして作業を交代。

その後、午後1時45分ごろ爆発が起きました。

1999年から同工場で行われているこの作業については、800回以上の実績があり、三宅さんも勤続16年と経験豊富な従業員でした。

会社には、注意事項などが書かれ、温度や時間などの作業記録を記す作業マニュアルがあったとのこと。

事故当日、爆発で飛ばされたのか、マニュアルが見当たらなくなっているそうです。

渡辺工場長は、作業の交代や人員配置について問題はなかったとしながらも、引き継ぎ時のやり取りの内容などは把握できていないとしています。

飯田社長は、

「事故の原因究明が明確になり次第、細かくスケジュールを立てていきたい。」

と再発防止について述べました。

福井大工学部の吉見泰治准教授は、

「爆発時に作業していた3種の薬品は、混ぜ合わせただけでは安定しており、火をつけても燃えるだけで爆発はしない。

ただ一部の薬品に不純物が混じっていると硝酸と反応したり、圧力と過熱が過度になったりすると爆発する可能性はある。」

引用元:福井新聞ONLINE

としています。

 

スポンサーリンク


事故の現場は

爆発があったプロテインケミカル福井工場の所在地は、福井県三方上中郡若狭町若狭テクノバレー2号杉山1ー10。

若狭テクノバレーは、JR小浜線若狭有田駅から西に約1キロの場所にある工場地帯です。

工場画像
引用元:日テレNEWS24

若狭テクノバレーの概要は以下の通り。

  • 地域振興整備公団と福井県が共同で事業を進めている工業団地。
  • 1991年に建設され、現在では11の企業が進出。
  • 京阪神へ流出する若者に歯止めをかけること、地元の雇用を拡大することを目的に建設。
  • テクノバレーでの雇用の7~8割が地元による雇用で、若者のUターン就職にも効果が現れている。
  • テクノバレー造成後、工業出荷額も増加している。

参考:上中町の製造業-若狭テクノバレーを中心として-

プロテインケミカル福井工場では、医薬中間体(初原料と薬の間にある製品)などの医薬品の原料や、飲料向けのアミノ酸を製造していました。

 

ネットの反応

オレンジ色の煙、画像で見たビックリした。あんな色の煙は見たことない。
素人には全く分からないが、人体に悪い影響がないか心配だ。

引用元:Yahoo!映像ニュース

うちの工場は大丈夫だろうか、と思ってしまうね

引用元:Yahoo!映像ニュース

恐いね。自然界にある気体では無さそう

引用元:Yahoo!映像ニュース

以前、海外でも同様の爆発があった気がします。その際は交通機関ストップやら外出禁止命令やら出て結構な大事だった気が…そうならないと良いですが。けがをされた方の回復もお祈りしてます。

引用元:Yahoo!映像ニュース

スペインで同じ様な事故があった際、やはりオレンジ色は有害だったらしい。

引用元:Yahoo!映像ニュース

周囲に広がっていくオレンジ色の煙に、驚きの声が多く見られました。

確かに、煙や爆発などの映像を目にすることはあっても、このような色の煙を見た記憶はありません。

「いきなり大きな爆発音がしてオレンジ色の煙が見えた。

(外に出たら)臭いがすごかったので室内に避難した。」

という目撃者の話も。

事故翌日の7月3日の朝から、警察や消防による現場検証が始まりました。

従業員の方々や、不安を感じている周辺住民のためにも、早急に原因の究明がなされることを願います。

亡くなられた三宅さんのご冥福をお祈りいたします。

 

工場では時に重大な事故が発生。

危険と隣り合わせの従業員の安全を、なんとか守って欲しいものです。⇒

石川県白山市・製紙会社「中川製紙」の溶剤タンク内で従業員3人死亡

 

スポンサーリンク


コメント