アルビノのミスコンテスト開催。今もなお続くアルビノ狩りの恐怖!

ジンバブエで開催されたアルビノの女性のミスコンテスト

アルビノについて正しく知ってもらい、偏見をなくすことを目的に行われました。

その存在への誤った認識から、アルビノは現在も売買や殺害の危機にさらされているのです。

スポンサーリンク


呪術に使われるアルビノの体

アルビノミスコンテスト画像
引用元:フェイスブック

2018年3月16日、ジンバブエの首都ハラレで、ビューティー・ビヨンド・ザ・スキン(肌の色を超えた美)と題した、アルビノのミスコンテストが開催されました。

アルビノを対象としたコンテストは、2016年にケニアで開かれて以来、アフリカで2番目となります。

コンテストに出場したアルビノの女性は13名。

優勝したシセンビソ・ムツクラさん(22)は、ジンバブエ大学で社会福祉を学ぶ学生です。

Sithembiso Mutukuraさん画像
引用元: Current News Nigeria

 「障害のある人たちはいつも見下されてきました。

学校内でさえもです。

私はそうした経験をたくさんしてきました。

アルビノの人たちには勇気を持って強く生きてほしい。」

ムツクラさんは優勝後のインタビューでそう語りました。

信じがたいことですが、現在でもアフリカには、幸運や富をもたらす呪術の材料にアルビノの体の一部を使う国があるのです。

シャーマン
引用元:オールアバウト

その体が高値で売買されるため、アルビノたちが襲われて殺害されたり、親族に売り飛ばされたりすることも・・・

アルビノたちは、そのような脅威から身を守る必要があるのです。

現在も続く「アルビノ狩り」

タンザニアでは、アルビノの人々の体を求めて「アルビノ狩り」が後を絶ちません。

選挙前にアルビノを狙う殺人事件が増えることから、一部の政治家らが選挙の当選を祈るため、アルビノの体を求めているとも言われています。

また、商売繁盛の祈願に、アルビノの手足などを使おうとする経営者も少なくないとか。

アルビノ少年画像
引用元:NATIONAL GEOGRAPHIC

このような迷信や誤った認識が原因で、多くのアルビノが無残に殺され、社会から隠れて生きるようになりました。

2,000年以降、タンザニアでは少なくとも76人のアルビノが殺され、72人が暴行を受けました。

その中には、手足を切り取られた事件も多数あります。

義手のアルビノ画像
引用元:aktualne

アルビノの遺体の一部は約600ドル(約7万3000円)、全身は7万5000ドル(約900万円)という高値で、ブラック・マーケットで売買されているそうです。

死んだ後に、お墓を荒らされる状況も続いています。

体だけでなく、尊厳も容赦なく奪っていくのですね・・・

スポンサーリンク


アルビノとは?

アルビノ不安な感じイメージ画像
引用元:ハチ8

アルビノとは、アルビニズム (先天性白皮症)という遺伝性の疾患を持つ人間や動物のこと。

アルビニズムは、メラニン生成機能が先天的に損なわれ、皮膚や目のメラニン色素が欠乏する疾患です。

色素が欠乏したアルビノの髪や体毛は、金色や白色になります。

アルビノ女性画像
引用元:NAVERまとめ

皮膚は乳白色になり、あまりの白さに血管が透け桃色に見えることも。

目の色も淡い青色や、淡い褐色、または無色になります。

無色の場合、眼底に流れる血液が透けて見えるため、ウサギのような赤い目になります。

このようなアルビノの目は日光に弱く、視力も弱いのです。

アルビノの目画像
引用元:Yahoo!知恵袋

皮膚も弱く皮膚がんになりやすいため、サングラスや衣類、帽子、日傘、日焼け止めなどで、できるだけ日光を避けなければなりません。

カナダの慈善団体アンダー・ザ・セイム・サンによれば、タンザニアのアルビノの多くが皮膚がんによって40歳未満で亡くなるそうです。

がんに対する意識の向上と、治療の機会が増えたことで、以前より平均寿命は伸びています。

しかし、田舎のほうでは、まだ日光から身を守る知識を持たないアルビノも多いのだとか。

人間だけでなく動物にも見られるアルビノ。

白いサルの画像
引用元:ziare.com

シロウサギやシロヘビなどはよく知られているかもしれませんね。

ちなみに、アルビノは植物にも見られます。

植物の場合は、突然変異で光合成色素を合成できなくなるという症状が出現。

アルビノ植物画像
引用元:カラパイア

そのため、種子中の栄養を使い切ってしまった時点で枯れてしまうのです。

ジンバブエってどんな国?

アフリカ南部に位置するジンバブエ共和国は、モザンビーク、ザンビア、ボツワナ、南アフリカ共和国などの陸地に隣接しています。

首都はハラレ。

国土面積は38.6万平方キロメートルで、日本よりやや大きいぐらいです。

人口は、1,560万人。(2015年)

ジンバブエには、イグアスの滝、ナイアガラの滝と並んで、世界で特に有名な3つの滝の1つビクトリアの滝があります。

ビクトリアの滝画像
引用元:ジグソークラブ

また多くの野生生物が、国立公園や保護区、サファリ区域に生息しています。

ジンバブエサファリ画像
引用元:FRAMEPOOL

グレート・ジンバブエ遺跡、マナ・プールズ国立公園、マトボ国立公園などの世界遺産や、美しい自然に恵まれ、アフリカ諸国の中でも観光資源の多い国です。

ジンバブエ自然画像
引用元:skyticket

このような美しい国で、理不尽で残虐な事件が後を絶たないとは・・・

悲しい気持ちになりますね。

ちなみに国連のまとめでは、ジンバブエの隣国モザンビークでも、2014年以降アルビノに対する攻撃が100件以上発生しているそうです。

適切な教育で正しい認識を

アルビノに教育している画像
引用元:Rotary

サハラ以南のアフリカでは、アルビノはゼルゼル(の意味)と呼ばれる霊体とされています。

アルビノを人間以上の存在とあがめる者もいれば、逆に人間以下とさげすむ者もいます。

しかしアルビノは、人間以上でも人間以下でもなく、メラニン色素の生成ができないという疾患を持つ人間です。

アルビノの男女画像
引用元:Vicious Kangaroo

迷信を信じて、残虐なやり方でアルビノの体を手に入れることは、幸運になるどころか、罪を背負うことになります。

迷信がまやかしだということを知るためにも、適切な教育がなされることを願ってやみません。

スポンサーリンク


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする